2015年3月21日(土)16時
西南学院大学内 西南コミュニティーセンター
西新駅1番出口(ドンキホーテ前)からはこんな感じ。
入場料 前売・予約 3,000円(当日 3,500円)
※当日券の有無は実行委員会までお問合せください。
主催 「かもめ組」福岡公演実行委員会
予約・問い合わせ/080-1711-5074(タニセ)tanise@har.bbiq.jp
■チケット販売店
・韓国料理チョゴリ(福岡市博多区博多駅前1丁目8-17)
11:30〜14:00(ランチは土日祝お休み)/ 17:00〜24:00
・利花苑 大名本店(福岡市中央区大名2-3-12) 11:30〜24:00
・利花苑 中洲明治通り店(博多区中洲4丁目7-13) 11:30〜27:00
【演目】
『仙台の鬼夫婦』
浪曲◎玉川奈々福
曲師◎沢村豊子
『沈清歌』より〈開眼の場〉ほか
パンソリ◎安聖民
コス◎趙倫子
うたげの先触れ◎韓ソリ
道案内は姜信子(カンシンジャ)がつとめます。
・・・浪曲からパンソリへ パンソリから浪曲へ!
・・・・・・・・・・・・・・・
その昔、人々の祈りは歌を生み、語りを生み、
それはやがて道行く者たちによって歌い語られる芸能となりました。
列島の浪曲、半島のパンソリ、
地べたに立って、低きところから声をあげ、物語を歌い語る「声」たち。
時に激しく、時に切々と、時に朗々と……。
それぞれの風土と歴史を背景に、
それぞれの道を歩んできた二つの語りの芸が、
いままた出会いなおし、声を行き交わせます。
その日、その時、そこは、路上の「声」たちだけが知る、
民の記憶に出会う場ともなることでしょう。(姜信子)
2014.11.12.毎日新聞の記事(東京での公演に際して)
【姜信子 より 皆様へ】
語り芸。たとえば日本で言うなら、浪曲、説経節、瞽女唄等々。韓国ならば、なんといってもパンソリ!
古来、語りの芸とは「旅」の賜物だった。
旅ゆく者たちが拓いてゆく「声」の道がある。それは、文字で記されることのなかった民の「記憶」の道でもある。かつて、村々を訪ね歩き、この世の物語を語り聞かせる者たちは、同時に村々の声を聴き、声に宿る記憶を聴き取る者でもあった。そして、声に宿る記憶とは、なにより、生き難さを越えて生きていこうとする者たちの祈りの記憶だった。
私たちの日々に笑いがあり、涙があり、なにくそっという反骨の気概もあるように、語りの芸として結実した祈りもまた、笑いと涙と反骨で彩られた物語となる。旅する者たちは「境」を越えてゆくことが常だから、彼らの語りもまた村境や国境を越えた、いわば人としての祈りの物語となる。
そんな物語を運びくる「声」の道、「記憶」の道に、いま一度立ってみないか?
旅ゆく者たちの声に耳を澄まし、旅ゆく者たちにわが声を託す。そんな場を取りもどしてみないか?
旅ゆく者たちの声の力で、境を越えてつながりなおしてみないか?
つまりはそういうことで「かもめ組」は誕生した。
浪曲。演者は玉川奈々福。浪曲界の革命児との呼び声も高い、若手女性浪曲師! 先人たちの旅の賜物の浪花節を、旅で鍛えた声で腹の底から歌い語ることだろう。
パンソリ。演者は安聖民。日本の大阪・生野に生まれ育った気鋭のパンソリの歌い手! 彼女もまた、先人たちの旅の賜物である「古典」を、彼女自身の韓国への旅をとおして血肉とした半島の民の声をもって演ずることとなる。
この二人の旅人が呼び出す声の場に是非来てほしい。あなたの声も響かせてほしい。そこに集うすべての声たちが共に創りあげる、現世の境や縛りを越えた語りの場を堪能してほしい。響きあう声は、人を呼び、人をつなぎ、人を新たな旅へと向かわせるものなのだから!
わかりました。
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