まずは、私も全力で創作に関わっているピースリーディング『冬の兵士』。
10月15日(土)
16:30
10月16日(日)
13:00
16:00
(開場は20分前/上演約60分)
入場料(日時指定・自由席)前売り・当日とも 1500円
展示ゾーンチケット付き:1650円
会場 海峡ドラマシップ(門司港駅より徒歩5分)
hotsky@aj.main.jp 劇団HOTSKY
CoRich予約ページ
【構成・演出】釘本光(劇団HOTSKY 主宰/非戦を選ぶ演劇人の会)
【演出補】矢口恵子(劇団HOTSKY)
【出演】
山口恭子(演劇作業室 紅生姜)
倉地久美夫
吉田幸弘
藤井邦博(魚座)
山中弘幸
宮脇にじ
中川裕可里(飛ぶ劇場)
*
つかのみき(horamiriダンス研究所)
「非戦を選ぶ演劇人の会」の、直近の活動です。
→朗読劇『核・ヒバク・人間』が問いかけるもの(前後編)
http://www.doi-toshikuni.net/j/column/20110906.html
3.11の前から、考えてきたこと。
ヒロシマ・ナガサキ。
チェルノブイリ。
劣化ウラン弾の、影響。
だからそれは、「福島の原発」に限ることではありません。
しかし、いま我々は、明白に、この被曝という現実と向き合って生活せねばならないのです。
繰り返したくなかった。
繰り返さないために、過去の「声たち」が、私たちを守ろうとしていたのに。
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『冬の兵士』は、イラク戦を闘った・・・いや、イラクにて殺戮を繰り返した兵士達が「わが手がしたこと」を公聴会で告白した、その言葉たちです。
イラク戦争は、2003年3月17日、先制攻撃となる初の空爆で始まりました。
オバマ米大統領によって正式にイラク戦争の[終結]が宣言されたのは、2010年8月31日。
たった1年前のことです。
世界保健機関は2008年1月に推計で、この戦争による死者は151,000人だとする調査結果を発表しています。
そして
沖縄の米軍基地は、イラクへ出撃する海兵隊の前線基地でした。
2004年8月13日、普天間基地に隣接する沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落。
事故はイラク派兵の準備を急ぐため、整備がおろそかになったことで起きたと言われています。
http://www.okiu.ac.jp/gaiyou/fall_incident/index.html
ファッルージャの人々を虐殺していた米軍の主力部隊は、第31海兵遠征部隊。
沖縄のキャンプ・ハンセンが拠点で、「思いやり予算」など日本の税金が注ぎ込まれていました。
今も、沖縄の米軍基地では多くの若者が「人を殺すための訓練」を受けており、子どもたちが通う学校には爆音が響いています。
※イラク・ホープ・ダイアリー
※イラク戦争の検証を求めるネットワーク
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「過去」とは、終わったものごとでは、ありません。
今に繋がっている。
此処に繋がっている。
声!
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1777年の米合衆国独立戦争において、脱走兵にむかって「夏の兵士」という言葉が使われました。
そして本当に勇気ある者は「冬の兵士」と呼ばれたそうです。
公聴会の場で、加害者として「自分のやったこと」を告発しようとした彼らは「裏切り者」「非国民」「テロリスト」と罵倒されました。
その罵倒を越える勇気こそ、「冬の兵士」の称号にふさわしいと、意志を固くもち、彼らは支え合いました。
http://www.tup-bulletin.org/modules/main/index.php?content_id=30
冬の兵士達の、「声」を聴きに来て下さい。
