黒田征太郎は墨の黒。
トミタユキコはcollar rabbit。
音と絵。
定めない、追随しない、4人がそのように生きているさまを、観る。
空(くう)に弾ける弦、気体をかき混ぜる風。
「手応えの無い紙に描くのは、きらいやったんです。」と、以前言ってた。
「でもね、面白いかなと思っちゃってね。」
撮影スタジオのバックスクリーン用のロール紙。スタッフが両端を支える。
「天は人の上に人をつくる時 アルようです」
一瞬で塗りつぶす。

引っ張り出して床に延びるそれを踏みしだき、足跡が散りばむ。
K2東京事務所に居たというデザイナーが、大きなハサミで切っていく。
床の養生にも描くし。
旋律が、リズムが、黒田たちの筆を揺さぶる。

(撮影:木寺一路)


撮る男。

(撮影:木寺一路)
「ただ自分のためにやってますねん。みんな、そうしたらよろしいかと思います。」
映像は1時間フルサイズでFu.撮影のUSTあり。
http://www.ustream.tv/recorded/10892615